【FEサイファ】弾ドラフト デッキ構築~当日レポ【特殊ルール/身内大会】
【はじめに】
下記記事の続きです。
次の3つについて書いていきます。
- ドラフトピック弾の選定理由
- デッキ構築
- 当日の対戦レポ
【目次】
【ドラフトピック弾の選定理由】
1巡目:19弾
注目したのはセリス主人公です。
- HN3cセリスが主人公としてのスペックが高く、R枠を取らない。
- サブアタッカーで採用できる3cリーフおよび3cアレスが、常時70の3cユニットとして強力。R枠も取らない。
- 0cシグルドという専用サポートカードがあり、これもR枠を取らない。
- 3cエーディンを採用でき、制限ルールにて強い傾向にあるウィニー寄りのデッキに耐性をつけられる。
- 回収手段が豊富で、1枚採用のSR5cセリスに乗るプランも通しやすい。
2巡目:15弾
セリス主人公を組むにあたって、最も採用したい3cRセリスが収録されているため取りたいと考えた。他にも、黄色メインのデッキを組むにおいて有用なカードが多い。
【デッキ構築】
主人公:セリス
当日使用したデッキ。
事前スパーリングを色々やっていく中で若干形は変わっていったものの、ドラフトピック時の想定とほぼ同じ構築になった。
基本方針は下記。
- 3cは基本どちらに乗っても良い想定だが、3c以下のユニットで戦うことが多いので19弾に乗るほうが望ましい。
- 3tに3cアレスで2枚割を押し付けていきたい。0cシグルドでアレスを80受けにできるとなおよし。
- 仮想敵として戦闘力80以上のユニットを押し付けてくるデッキが多く存在したため、それを意識した3cラナ・4cアリオーン・5cトラバントなどを採用。
反省点について、具体的なことは当日レポの箇所で書くが、「勝ちきれない」構築になっていたのが良くなかった。
主人公:カトリーヌ
仮想敵を見ると退避を参照する主人公が多そうで、5cレア刺さるのでは?と思い組んだデッキ。基本方針は下記。
- カトリーヌ・クリス・オグマ・ソティスなどを駆使して6ターン目くらいには勝負を決めたい。
- 2cソティスも3cフレンからアクセスできるようにしてデッキ全体のパワーを上げているつもり。
スパーリング段階で、80~100ぐらいの戦闘力で受けてくる主人公が多くて攻撃を通せなくなる事案が多発。4cディミトリや2cドロテアなどで対策を試みるも、90以上で受けられるとオワオワリなので使用を断念。
主人公:ルーナ
戦闘力高くして受けてくる主人公への憎しみを込めたデッキ。
基本方針は下記。
- 4cルーナが2リバで必殺を打てるので、それを有効活用できるように3cリノアンを採用。
- 4cラクチェを絆におければ1リバ必殺も可能。4cティルテュでも有効活用でき、必殺攻撃の回避強要を押し付ける。
- ルーナやティルテュの必殺攻撃を回避されたくないため、手札を絞る暗闇紋章を採用。3cレオンは4cルーナの「ルーナの鋭剣」との噛合が良い。
そこそこスペックは高くて第二候補ではあったものの、セリス以上の安定感があるとは思えず残念ながら使用を断念。
主人公:シルヴァン
カトリーヌを断念したが、ソティスはやっぱ強そうということで考えたデッキ。風花雪月の男メンツでは最推し。
基本方針は下記。
- 4tに4cドロテア+4cクリスを展開して、クリスとシルヴァンで2枚割を押し付けたい。
- 5tにはソティスまで使えるので、このタイミングで詰めきれるとベスト。
- 6t以降で後衛に引きこもられた場合を想定して4cエーデルガルトを採用。
3cシルヴァンのCPで受け攻め+20できるので、カトリーヌよりは高戦闘力の相手に攻撃を通しやすい。ただ、やはり安定感という意味ではセリスに劣ると考え使用を断念。
【当日の対戦レポ】
戦績:3勝4敗 6位
1戦は時間切れ勝ちで、盤面的には負けてたので実質2-5、苦しい。
反省点としては、今回のデッキが「すぐには負けないけど勝ちきれない」ものになってしまっていたこと。
良かった点
- 3cのCC先が2種あり、どちらに乗ってもそれなりに戦える形になっている
- 0cシグルド、1cシャルロー、3cエーディンなど、主人公の戦闘力を上げる手段が豊富で、凌ぐ性能が高い
悪かった点
- どこかのタイミングで5cに乗ることを前提にしていたので、5cに乗れないとパワー不足感は否めない
- 主人公の戦闘力を上げる手段は豊富だが、毎ターン安定して挙げられるわけではなく、どこかで息切れする
- 魔術紋章などで手札を交換する手段がなく、回収かトップドローに賭ける展開が多発した
- 3cの魔導ユニットが厚い都合上、戦闘力不足に陥る場面が多かった
- 相手の横処理を重視して、元々採用していた3cリノアンを5cトラバントに変えた結果、絆回復手段が5cの「真の聖戦」頼りになってしまい、息切れしやすくなった
1回戦:カムイ女(20弾+10弾) 負け
対戦相手の記事は以下。
透魔カムイに乗ることを目標に、乗ってから4cハロルドなどで攻め立てるデッキ。事前に結構スパーリングをやっていて、五分五分くらいの印象。
どちらが先に5cに乗れるか、ハイドラをどれだけ捲られるかが勝負の決め手になる印象。
相手は4tに透魔乗り、強い。一方こちらは2tに15弾3cセリスに乗って戦う展開に。相手の横を処理しながら、5cセリスが退避に落ちるのを待って回収する三段だったが、一向に落ちる気配がない。1巡目のデッキのボトム5枚ほどに埋まっており、大幅な出遅れ。
なんとか5cに乗れたものの、それまでにオーブ差をつけられており苦しい展開。時間切れまで粘ったものの、オーブ差で負け。
2回戦:フィル(21弾+9弾) 勝ち
9弾をピックしていることにより、1cアルロイおよび4cロイまで採用できるという充実っぷり。21弾だけではかなり組みにくいデッキという印象だったが、9弾を取れたことで十分なパワーを得た。
3cエーディンが効く対面で、1cアル・ロイに攻撃を通されなくなるのは大きい。相手も基本的に後ろを触る手段を4フィルの「伝説の名を継ぐもの」に依存するため、エーディンが生存する可能性も高め。
相手は3c, 4cの順にCC。こちらが1cリーフを出して圧をかけていたため、1c展開ではなく3cにCCする選択をさせられたのが良かった。
こちらは2tに3c, 3tにエーディン, 4tに5cにCCと理想的な展開。
その後は、4cロイや4cプリシラなどで裏を取られつつ、こっちも応戦。
時間切れ直前に、こちらオーブ0で向こうが3パン。回避を3枚抱えられていたのでなんとか生き延びて、返しにフルパンしてなんとか勝ち。
3回戦:バルボ(11弾+22弾) 勝ち
5-3バルボを軸に、「沸騰する漢気」を毎ターン利用して戦うデッキ。4-2レオが相性いいのはもちろんのこと、22弾があることでルピナスを寝かせる事もできるのがいい。STセリカなども採用でき、赤のパーツは十分揃っている。
こちらは一応80から攻撃しやすい構築になっているのと、60から殴れる魔導ユニットが多めなのもあって若干有利よりに見える。
お相手は順当に3tCC、こちらも2tに19弾3cにCCできて順調。先行3tにアレス2枚割を押し付けるも回避される。4tにこちらは5cに乗れる、ズルでは?その後は、お互い横処理しながら削り合う展開。
「金色の城塞」で80受けになったSTセリカをアリオーンの「受け継がれし天槍」で処理することが出来てニッコリ。
お相手のオーブが0になったタイミングでこちらの表絆が5枚あり、回避なども十分あって「聖王降臨~新たなる歴史の始まり~」で勝てそうと判断。このスキルをちゃんと把握されておらず、主人公を集中攻撃されることもなく返しで「聖王降臨~新たなる歴史の始まり~」を宣言して勝ち。
4回戦:サナキ(16弾+5弾) 負け
16弾4-2サナキや5cエリンシアで6cサナキにアクセスしつつ、「新しき世界」とゼルギウス・トパック・ゴートで暴れるデッキ。これだけ聞くと正直頭一つ抜けてる。
事前にかなりスパーリングした相手であり、こちらも五分五分か若干こちら有利ぐらいの印象だった。
こちらは2tに3cに乗れるものの、さすがに4tに5cには乗れず。4tに退避には落ちたので、エーディンあたりで回収して5tに5cへCC。
一方、お相手は2tに16弾4-2に乗って4tに6cに乗るという最強ムーブ。これまでの試合も大体4t乗りしているとのこと。ズルか?
その後は横処理しながらの削りあいになる。相手のゼルギウスが回避潤沢で処理しきれないタイミングが出来、100受けのサナキを崩しきれない。そのまま押し切られて負け。サナキが4tに6c乗りしたときと5tにエリンシア乗りしたときではパワーが段違いなので、そこの分のテンポで差をつけられてしまったという印象。
5回戦:リズ(1弾+4弾) 勝ち
ほぼフルパワーと言って差し支えないリズ。STも採用できるルールなので4cマルスまで完備。後でレシピを見せてもらうと4弾のカードほとんど入ってなくて、1弾の一部カードがどれだけぶっ壊れているかがよく分かる。
こちらとしては3cエーディンがそれなりに刺さりそうではあるが、ハンデスにはあまり耐性がないのでブン回られると厳しそう。
こちらは先行1tに1cリーフ出しから圧力をかけるものの、1cマルスに処理される。こちらはあえて2tに3c乗りしないで攻めたような気がする。お相手は乗り事故、1cマリアベルから回収して動き始める展開。
お相手乗り遅れ分のアドバンテージがあるものの、うまく壁を立てられたり3cイシュタルの攻撃を回避されたりして捲られていく展開。ラストターンではフルパンされて負けの状態だったが、時間切れオーブ差で辛くも勝ち。実質負け。
6回戦:ジスト(19弾+8弾) 負け
4t以降に前衛3体以上のバフされたユニットを押し付けて来るデッキ。19弾単体ではジストと噛み合いのよいユニットが少ないので自分は候補から切っていたものの、8弾には1c射程持ち竜人がいること、3cマリアベルとの噛み合いがよく強力なデッキになっていた。
事前にかなりスパーリングしており、かなり苦手意識のあったデッキ。4t以降のユニットの取り合いで、支援負けからテンポを崩されることが多かった。
こちらは2tに3c乗りできたはず、このへんから疲れで記憶が曖昧。4tあたりで5cが退避に落ちたため、回収して5t乗りしていたような気がする。相手も順当に3tに4cへCC。
3cエーディンを維持して1cチキを置物にしながら殴り合いをするも、烈火STの3cマーカスが回避や支援負けで中々取れず、80ユニットから何度も殴られて苦しい展開。エーディン、シャルロー、シグルドなどでセリスを固くして凌ごうとするが、耐えきれず押し切られて負け。
7回戦:蒼井 樹(14弾+12弾) 負け
クロムタワー建設業者。自分がドラフト検討していたタイミングでも目をつけていた主人公で、ミラージュクロムを処理する手段がないとかなり厳しい。
こちらのデッキでクロムを処理する手段は4cリーフの「祖国統一の夢」で後衛に押し込んで射程で取るというもの。4cリーフを絆におけるかどうかがキーとなる。
お互い順当にCC。こちらがいつ5cに乗ったか覚えてないが、なんかどっかで乗れた。(疲れてて覚えてない。)4c樹の「勝利のチャクラ」はかなり回避できており、相手の展開はそれほど良くない形で進んでいく。
こちらの頼みの綱である4cリーフは全く退避に落ちず、落ちたときには退避リフレッシュしてしまうタイミングで泣いた。順当にクロムタワーを建設され、樹に攻撃を通せないターンが何度か発生。最終ターン、お相手の手札3枚で表絆1枚。ASクロムに乗ることは出来ない(全部乗ってる)状態で、こちらは3パンされると負けの状態。セリスに戦闘力バフも触れておらず、70受けの状態。手札が弱いお祈りでターンを返すも、1cルキナ・ノノ+5cナーガが出てきて、「神竜の覚醒の儀」から3パンされて弾くわけもなく負け。
【おわりに】
自分の戦績、デッキ構築などについて
めちゃくちゃ悔しい。。。。
ピックした弾のカードパワー自体は間違いなく高いという実感があり、構築が下手だったというのが反省点。カードパワーに甘えて、とりあえず入れとけば強いだろ枠が多数あったなあと振り返って思う。攻めきるのか、耐えきって相手のリソース切れを狙うのかの狭間で言ったり来たりしており、中途半端な構築になっていた。19弾のSR枠を5cセリスに割くのではなく、4cラクチェにしてさっさと攻めきる形にしたほうが強かったかもしれないと思い、7戦終わってすぐの会場でデッキを組み直したりもしていた。(なお、対戦する機会はない模様。)
イベント、ルールについて
めちゃくちゃ楽しかった。
サイファって基本的には各弾に制作側が想定したデザイナーコンボ的なものがあると思っていて、ある程度は一つの弾で組めるよな~とは思ってました。ただ、デザイナーズコンボ使うよりも過去弾と合わせたほうがより強力なデッキになることがほとんどで、実践ではほぼ使われないみたいなカードが多く存在しているというのは寂しいなと思っていました。
今回のイベントでは、レアリティ制限だけでなくカードプールにまで制限をつけたことで、これまで見向きもしなかったカードに目を向けるきっかけとなり、デッキ構築段階から刺激が多かったです。
参加者それぞれが組んでくるデッキについても、普段見ないカードや構築でありながらとても強力なものだらけで、ゲームバランス的にもかなり絶妙だったように思う。
開催者および参加者の皆様、ありがとうございました。
次の開催も待ってます。今後とも宜しくお願いいたします!